2018.07.17
今日の茨城県常総市は晴れ。今日もまた暑かったですね。今年の夏はいつも以上に暑く感じます。
こんにちは。自然素材の家づくりにこだわる 建築アトリエ夢空間マツダ 一級建築士の松田直樹です。
今回は 水害後の家屋につきまして5 につづきまして
床下浸水で布基礎の場合、
これも床上の布基礎、床下のベタ基礎の場合を組み合わせた感じです。床下に潜り、汚泥等を全て取り除き(この作業が結構大変です)、扇風機やサーキュレーターで強制的に乾かします。床上浸水の布基礎の場合の段取りを踏み、相当時間乾燥をしてください。床下点検口を増やしたりして、しばらく開けておき、乾燥させるのも良いかと思います。実際一部床をめくったり、畳をあげて荒床(畳下地の板)をめくって置くのもいいでしょう。とにかくあらゆる所を開けて乾かして下さい。床下に潜れない場合は、床を一部はがし(床下内の消毒処理が出来る範囲全て)、同様の処理を行ってください。
この写真は土の上に防湿シートを敷き込んで床下調湿材のゼオライトを敷いた状態です。大変ではありますが、床下に潜ってこのような状態にすることをお勧めします。調湿材は細粒上に撒くタイプや備長炭など色々ありますのが、出来るだけ調湿効果、消臭効果の高い物を使用し、シロアリ等の嫌いな空間を作ってください。
次回はまとめです。