茨城県常総市にある設計事務所|1級建築士事務所 建築アトリエ 夢空間マツダ

BLOG
ブログ

水害後の家屋につきまして4

2018.07.12

今日の茨城県常総市は曇り。夜に雨が降ったせいか、むしますね。

こんにちは。自然素材の家づくりにこだわる 建築アトリエ夢空間マツダ 一級建築士の松田直樹です。

今回は 水害後の家屋につきまして3 につづきまして

床上浸水で布基礎の場合、
まずは汚泥を取り除いて下さい。その後ベタ基礎同様、扇風機やサーキュレーターで強制的に乾かします。この時も土台等の水洗いの工程を忘れないで下さい。(ベタ基礎参照)
ある程度乾いた後に消石灰を撒きます。(乾いていないと十分消毒の効果がありません。)畳1枚で茶碗2杯程度(多く撒きすぎるとカビの原因にもなります。)です。消石灰は水に溶けると強アルカリ性となるため、使用する場合は十分に気を付けて下さい。水流により、束石がずれていることがありますので、こちらは入れ直して下さい。

水害時5
その後ベタ基礎同様一ヶ月程度は乾かして下さい。十分に乾いた後、一番は防湿シートを敷き込んで、コンクリートを打つことですが、コスト面を考えると中々難しいです。そのため、防湿シートを敷き込んだ後、ベタ基礎同様調湿材を撒いて、防腐・防蟻材を塗り、後はベタ基礎後の処理の通りです。
水害時6
この様にワイヤーメッシュ筋でも良いかと思います。

土台大引きを交換するかは専門に見てもらう事が一番ですが、私が見る限り、ヒノキや杉等については 、油分で弾くためか カビの付着があまり見られなかったが、 集成材の柱は張り合わせ部分から  カビが繁殖しやすいという事が分かりました。また、最近の家は高気密となっているため、非常に乾きにくい状態となっています。しっかり乾かさないとシロアリの好きな空間となってしまいますので、十分すぎるほどの乾燥をお考えください。しつこいようですが、とにかく乾かすことです。
次回は床下浸水で、ベタ基礎の場合をご説明します。

PAGE TOP

CONTACT
お問合せ・資料請求

家づくりに関することなら何でも、無料で相談を受け付けております。
新築、リフォーム、増築など、どうぞ、お気軽にお問合せください。

AREA
対応エリア

茨城県

常総市・つくば市・つくばみらい市・守谷市・下妻市・筑西市・坂東市・八千代町・古河市・結城市・境町・五霞町・取手市・土浦市・かすみがうら市・阿見町・牛久市・龍ケ崎市・石岡市・河内町・利根町・稲敷市・美浦村・桜川市・笠間市・小美玉市・茨城町 他

千葉県

野田市、柏市、流山市、我孫子市、印西市 他

栃木県

小山市、真岡市 他

東京都一部

埼玉県一部