茨城県常総市にある設計事務所｜1級建築士事務所 建築アトリエ 夢空間マツダ

ラク家事スマートハウス（プラン編4）

2020.09.10

今日の茨城県常総市は晴れ。結構雲が多いですね。

こんにちは。自然素材の家づくりにこだわる設計事務所　建築アトリエ夢空間マツダ　一級建築士の松田直樹です。

プランと同時に造成計画、ライフラインの確認もしなければなりません。
ライフラインとは、電気、ガス、上下水道など、生活に不可欠なインフラ設備を言い、土地選びの際に、このライフラインが来てるかどうかで、コスト的にも大きな差が出ます。また、今回の様にライフラインが来ていない時には、それを引き込む工事をしなければなりません。例えば、ライフラインが来ていない1000万円の土地とライフラインが来ている1050万円の土地でしたら、ライフラインが来ている土地の方がトータル的には安くなります。その辺を考慮して土地の購入も考えないといけませんね。
今回は道路が　↑（①）　の写真の位置と、　↓（②）　の土地（建築計画地）を挟んだ反対側にあるのですが、

写真を見る限り、上水道を②の方から引き込む方が高低差が少ないためスムーズかと思いがちですが、調べてみると、この道路には上水道が通っていません。そのため、はるか遠くから引き込む必要が出てきます。もちろんお客様の負担となります。
①の道路でしたら、道路の反対側に上水道が入っています。そうなると、気になるのは高低差による水圧低下です。これも調べてみると、①の道路の並びの家は、みんな同じような高低差があり、①の道路から上水道を取っているとの事。さらに、水圧が弱いと思った事は無いとの情報。よって、上水道は①に決定。
次に下水ですが、通常は上水道を掘った穴と同じ経路で引き込むのが一般的です。今回の場合、①の道路と土地の高低差が4m程度あるため、排水としてはこの勾配は無理です。（勾配がきついと、汚物やトイレットペーパーが配管の中に取り残されてしまいます）やり方がないわけではありませんが、今回は②の方に下水管が入っているため、そちらに流すことに決定。

今回の様に道路に挟まれた土地の場合は、現場調査を念入りにし、市と相談しながらライフラインを決定しましょう。