2019.06.06
今日の茨城県常総市は晴れ。今日は湿度も高く30度超えの暑さ。このまま梅雨に突入すると思うとゾッとしますね。
こんにちは。自然素材の家づくりにこだわる 建築アトリエ夢空間マツダ 一級建築士の松田直樹です。
前回は不同沈下について書きました。
住宅の地盤調査の一般的な方法としまして、SS試験(スウェーデン式サウンディング試験)ってのを紹介します。スウェーデン式サウンディング試験とは写真のように先端にスクリューポイントを取り付けたロッドの頭部に、100kg(1kN)までの荷重を加えて貫入量を測ります。貫入が止まったらハンドルに回転を加えて地中にねじ込み、25センチねじ込むのに何回回転させたかを測定します。これを硬い(支持層)地盤が出てくるまで調査します。深さは10メートルまでですが。。。これにより土の硬軟、締まり具合、土層構成等を調べることが出来ます。一緒に水位調査と土質調査もやってもらうと良いでしょう。ちなみに、地名、字名などから地盤を推測することも出来ます。昔の人は地形などから地名を付けたらしいです。ですので、水に関連する文字が含まれる地名は地盤が軟弱な可能性が出てきます。また、神社やお寺の近くは良い地盤の事が多いです。こちらも昔の人が考えて建てたんでしょうね。