2018.11.09
今日の茨城県常総市は晴れ。風もなく穏やかな一日でしたね。
こんにちは。自然素材の家づくりにこだわる 建築アトリエ夢空間マツダ 一級建築士の松田直樹です。
耐震基準について話したいと思います。
木造住宅における耐震基準は1920年初めて作られました。当初の基準は耐震規定は少なく、筋かいにおいても指定なしだったと思われます。ここで、筋かいとは何ぞや?と言う方のために。
筋かいとは柱と柱の間に斜めに入れて地震や風などで倒れたりしないように補強する材料です。上の写真は耐力壁と呼ぶのですが、この話は次の機会にしましょう。
さて、話を戻します。耐震基準が作られてから、各地で起こった大震災を教訓に建築基準法もどんどん改正されてきたわけです。最近においては2000年に阪神淡路大震災を教訓に、地盤調査が事実上義務化となりました。どんなにしっかりとした構造の家をつくっても、地盤が悪くては、地盤沈下が生じてしまいます。また、耐力壁の配置にバランス計算が必要となりました。これも地盤と一緒で、耐力壁が入っていても、バランスが悪くては何の意味もありません。何にでもバランスが必要と言うわけです。こういった耐震計画をするために、私たち設計士がいるわけです。
耐震基準2へ続く
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