茨城県常総市にある設計事務所|1級建築士事務所 建築アトリエ 夢空間マツダ

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土間空間のある箱形の家(基礎工事1)

2023.03.01

今日の茨城県常総市は晴れ。いよいよ春の陽気ですね。

先日の肋骨骨折した時に整形外科へ行ったのですが、そこへ予約なしで行ったため1時間程度は待つこととなりました。待合室で隣に80過ぎのご夫婦が座り、喋っているのを聞いていると、ず~っと二人で喋ってるんです。恐らくお二方も予約なしで来たのかと思いますが、ず~っと喋ってます。チラッと見てみると、椅子に置いてある座布団は関係なしに寄り添っています。ん~、とても微笑ましい。私も将来こんな仲の良い夫婦でいれたら嬉しいな。と肋骨が痛いながらも感じたひと時でした。

こんにちは。自然素材の家づくりにこだわる 建築アトリエ夢空間マツダ 一級建築士の松田直樹です。

基礎工事1

いよいよ着工です。まずは遣り方と言う作業について説明します。

遣り方とは建築専門用語でして、丁張りとも言います。
上記の写真で言います、建物が建つ周りをぐるりと回っている板と木杭のような物です。何だろうな?って思う方もいらっしゃると思いますが、非常に大切な作業でして、これを間違えると大変なことになります。あまり専門的な事をお話ししてもしょうがないと思いますので、簡単に言いますと、これにより、建物が建つ位置と水平の高さを出す作業です。つまり、これを間違えると、全てが狂ってしまうわけです。ちょっと見えにくいかと思うのですが、板に釘を打って、糸を張る事により、柱壁の位置が分かります。これにより、建物の離れがどれくらいなのかの確認もできるわけです。また、この時にGL(グランドライン)の設定の確認もします。こちらも簡単に言いますと、建物の周囲の土や犬走りなどの高さ設定です。こちらもまた重要でして、道路や隣地より低くしてしまいますと、雨が降った時に全てが流れ込んで来てしまいます。そのため、基本は道路からは高くし、隣地からは同じ高さか、高くするか、あるいは、周囲にブロックを積みます。周囲の高さがバラバラの場合はブロックを積んで土留めすることをお勧めします。今回は北側のレベルが高くなっていますので、その隣地より高くし、母屋の犬走りも考慮しながらレベルを決めさせていただきました。
最近は異常気象で豪雨が心配させるため、より一層GLの設定が重要となって来てますね。
と言うわけで、この遣り方と言う作業は非常に重要な作業なんです。確認を忘れないで下さい。
ちなみに、基礎工事が終わりましたら撤去します。

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