2020.05.30
今日の茨城県常総市は晴れ。今日は日差しが強くて暑いですね。
こんにちは。自然素材の家づくりにこだわる 建築アトリエ夢空間マツダ 一級建築士の松田直樹です。
鉄筋配筋のポイントの続きです。
・鉄筋はしっかりとしたかぶり厚さを取れているか?(鉄筋はたわんでしまうため、スペーサーブロックなどを使用して、鉄筋のかぶり厚さを確保します。かぶり厚さとは、鉄筋からコンクリートの表面までの距離を言います。上記の写真のように、基礎のベース(底盤)となる部分は60mm以上確保する必要があり、(※注意:スペーサーが鉄筋の重みなどでへこんでいる事がありますので、その際はスペーサーをずらし、60mm確保します。また、スペーサーブロックは1m程度の間隔で設置します。)
立上り筋のかぶり厚さは40mm以上確保する必要があります。このかぶり厚さをしっかりと確保しないと、コンクリートの耐久性が落ちることがある可能性があるので、ご注意ください。
・人通口となる部分や、隅角部、配管のスリーブなどの補強筋はしっかり施工されているか?(コンクリートにスリーブや開口部などがあると、強度が弱くなってしまいます。そのために補強筋で補強します。この補強筋につきましては、設計者のそれぞれの考えがありますので割愛します。)
前回を含め、以上のような鉄筋配筋のポイントを抑えて、自主検査をし、住宅瑕疵担保保険の第一回目の検査を受けると良いでしょう。